大学で単位を落とす=留年というイメージがあるかもしれませんが、実際はどうなるのでしょうか。
前々回に「単位の仕組み」について書きましたが、今回は、大学で単位を落とすとどうなるのかについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
大学で単位を落とすとどうなる?
まず、4年生で単位を落とすと卒業できなくなります。
ただ、1年生や2年生など卒業まで時間がある場合は、翌年に再履修という形で再度授業を受けることになることが多いです。
こればかりは、大学や学部によって違うので一概には言えませんが、4年生以外の卒業まで時間のある学生なら再履修というのが一般的だと思います。
ただ、単位の種類によっても異なり、必修科目のように来年、再来年と逃げることのできない科目だと再履修というわけにはいかないかもしれません。
再履修できる科目なら翌年に同じ授業を受けるだけで済みますが、再履修できないものだとどうしようもないのでそのような科目だけはなるべく落とさないようにしたいです。
それ以外のものだと、再履修の他に他の授業の単位で補うということも可能です。もし、その単位を落とした授業があまりにも難しくてもう無理…という場合には、同じ単位レベルの授業で単位を取るのもいいでしょう。
落とした科目は再履修すべき?
再履修して単位を取らなければいけない科目以外では、先に述べたように他の科目でも代替え可能です。
でも、もちろんそのような科目でも再履修して単位を取得してもOKで、これは学生の自由なので好きなようにしてください。
ただ、再履修することのメリットとデメリットを述べると、まずメリットは一度勉強した内容をもう一度学習できるので、ある程度知識がある中で再度チャレンジできるということ。
そしてデメリットは、基本的に単位を取得した人は次の学期(翌年)に授業には出ないので、友人などはいなく1人で授業を受けることになります。
授業を友人と受けたいという人には、少し孤独に感じるかもしれません。
そこで、他の同レベルの授業なら友人と一緒に受けられる可能性があるので、友人と一緒がいいという人には再履修はやや難しいかもしれません。
あと、同じ授業を受けられるのは内容を把握している点ではいいかもしれませんが、同じようなテストやレポート課題を再度やらなければいけないのはちょっと面倒に感じる人もいるかもしれません。
どの授業にしてもレポートなどはありますが、同じような内容のものを再度やらなければいけないのは結構辛いものです。
再履修にはメリットもデメリットもあるので、自分の好みに合わせて決めればいいと思います。
単位を落として留年になるケース
4年生以外では、再履修があるので基本的に単位を落としたからとダイレクトで留年になるケースは少ないと述べました。
ただ、4年生は別で残りの学生生活がないので、4年の最後まで必修科目を落としている又は4年の最後に卒業単位数が足りない、になると必然的に留年になります。
あと、大学によっては1年から2年、2年から3年などの進級時の進級要件に〇〇単位以上など独自の決まりがあることがあるので、4年生じゃないから大丈夫とは必ずしも言い切れません。
そこは各自、しっかり確かめておきましょう。
まとめ
大学では単位を落としても4年生以外では、基本的にダイレクトに留年にはなりません。
ただ、就活や卒論など何かと忙しくなる3~4年生の時に、再履修科目が多すぎるとかなり大変なので、できるだけ早めに取得しておきたいです。
また、再履修などにならないためにもまずは単位を落とさないように普段からしっかり勉強することです。
これが一番大切で、もし授業に遅れを感じている学生は早めに対処します。当ゼミナールには、大学生を専門とした家庭教師があるので、プロのサポートが必要という人は一度連絡ください。
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