直接的な学力試験を課さないAO入試ですが、受験する人の全てが合格を手にするわけではありません。
残念ながら不合格になってしまう人もいるのが受験というものですね。
今回は、 AO入試で落ちる人に共通すること、たとえ合格しても大学生活で気をつけたほうがいい人の特徴について書きます。
AO入試の重要性
現在、たくさんの大学受験への予備校があり、AO入試対策の講座を開講している予備校も存在します。それだけ、AO入試を利用する人が増えているのですね。
AO入試は、受験する生徒の大学への志望や熱意などを総合的に選抜する受験方式なので、万が一憧れの大学に学力面で十分ではなくても合格のチャンスがあります。
生徒各自が持っている特色によって大学合格を手に入れられるので、入学後の学生生活の満足度も高くなる傾向があります。
AO入試では、志望大学が求める人物像にどれほど合致しているかが重要で、基礎学力だけじゃなく常識の有無や社会への溶け込む力など総合的に人として優れているかを判断します。
AO入試で落ちる人の特徴その1:非常識な人
どれだけ学力のある人でも、大学生という大人の世界では人としての常識は必要です。AO入試の面接などに遅刻するような生徒は、大学側からすれば欲しいとは思わないでしょう。
常識の有無は何もAO入試に限ったことではありませんし、大学生になって社会に出ていくことを考えれば、人として成長するのは必要不可欠なことです。
AO入試で落ちる人の特徴その2:評定が足りていない
AO入試を受験する際、高校の評定が必要です。AO入試なので学力は一切関係ないと思っている人がたまにいますが、この評定平均値が求められるので、ぜひ覚えておきましょう。
AO入試で落ちる人の特徴その3:面接対策をしていない
AO入試で大切な面接、この面接の準備をほとんどしていない生徒は当然ながら落ちる可能性が高くなります。
面接で聞かれる内容は大学によって異なりますが、一般的な質問というのがあります。
よく聞かれる質問内容の準備をしていない学生は、単純に準備不足なので自業自得でしょう。
大学受験まで面接を経験したことのある生徒は、そこまで多くないと思うので、高校の先生とどのように面接対策をするかはとても大切で、質問内容もそうですが、面接独特の雰囲気に慣れる練習も行います。
はっきりと自信を持って答えるのは相手に良い印象を与えるので、ちゃんと対策をして自分に自信をつけます。
AO入試で落ちる人の特徴その4:小論文の準備不足
基礎学力などが試される小論文。高校生活で文章を簡潔にまとめる練習をしていたという人はそこまで多くないと思います。
面接と同様に小論文もしっかりと対策したいです。
出されたテーマに対して、主観だけではなくその背景や問題点などを総合的に評価する能力が求められるので、受験する学部や学科に関連するニュースを日頃からチェックするようにします。
作文のように感じたことをただ単に書き記すだけではなく、論理的に書く必要があります。
構成的には序盤→本論→結論という流れでまとめておき、基本的に制限文字数の90パーセントは埋めるようにしてください。
こんなAO入試組は注意が必要
いざ、AO入試で合格を手にした学生であっても、いざ憧れだった大学に入学してみたら、想像していたこととの違いに戸惑うこともあるかもしれません。
イメージしていたこととのギャップに困る
「この大学は国際交流に力を入れているので、将来のためにグローバル化を目指そう」、「歴史ある〇〇大学で、〇〇分野を徹底的に学びたい」など、たくさんの期待を持って入学したと思います。
しかし、想像していたこととのギャップに驚き、ずっと持っていた学ぶことに対するモチベーションが低下してしまうことがあります。
そんな時は、もう一度初心に戻り、自分がこの大学でやりたかったことを再確認してみます。高校生の頃の夢を思い出してみるといいでしょう。
本来、大学と生徒とのマッチングをもとに選抜されるAO入試ですが、このイメージとのギャップを防ぐために、高校生にはオープンキャンパスへの参加をオススメします。
大学を肌で感じられるこの機会を上手に活用しましょう。
もしモチベーションが低下してしまったら|まとめ
有意義な大学生活を送られることが理想ですが、もしモチベーションの低下が抑えられないという場合には、大学生活に特化した大学生向け家庭教師を利用することをオススメします。
朝起きられない、勉強と遊びのバランスの取り方がわからない、という大学生ならではの悩みを解決してくれます。
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