授業の内容を家で復習するために、講義を録音する学生もいると思います。
録音する際は、事前に教授に許可を取ってやっていると思いますが、そもそも法律的には問題ないのでしょうか。
今回は、そんな講義での録音の違法性について書きます。ぜひ参考にしてください。
講義の録音は何のためにする?
基本的には、授業中にしっかり聞いて理解するのが理想ですが、授業に少し遅れをとっているなど授業内容をあとでしっかり見直したいなどの理由で録音する学生もいます。
スマホやタブレットの録音機能、録音レコーダーなどを使って録音すると思いますが、学生が録音する具体的な目的は何なのでしょうか。
先ほど述べた復習のために録音する人が多く、録音することでノートに記すよりも教授の声が残るのでより理解しやすくなります。
また、英語など授業によってはその場で聞き取れないこともよくあるので、記録しておくことであとで聴き直せて自分でも英語の発音などの練習になります。
録音は便利だが頼り過ぎもよくない
英語など語学系の授業では確かに録音はとても便利ですが、それに頼りすぎてもあまりよくありません。
そうすると、本来授業中に聞いて理解しなければいけないのを「あとでできる」という感情が先行してしまい授業に100%の力で望めないかもしれません。
録音はあくまでも「補助的」な役割にしておいて、授業中はその場で理解できるように頑張ります。
しっかり聞いて、優先はノートを取ることです。ノートを一切取らないで録音だけするのは論外です。
授業に集中するための工夫はいくつかあり、例えば教室の一番前に座るなどです。余計なものが視野に入らないので、自然と集中できます。
あと、録音のように便利アイテムが普及してきた現代では、ノートを取らずに写真撮影だけをする学生もいます。それも、一長一短で使い方によっては効率的ですが、ただ面倒だからという理由だけで撮影している人は注意が必要です。
便利アイテムは、どのように使うかによってその効果が出ます。マイナスに働いてしまえば本末転倒なので、便利だからという言葉だけにとらわれないで本質を突き止めましょう。
録音の違法性について
では、そもそも録音することは法律的に問題ないのでしょうか。
著作権など危ないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、結論としては私的使用であればOKです。
それは、著作権法第30条で定められており、私的使用なら問題ありません。私的使用なので、友人など他人に利用することは著作権に引っかかるのでやめましょう。
自分自身や家族など限られた範囲内ならOKなので、あとで復習するのに使うのももちろん大丈夫です。
あくまでも、YouTubeなどネット上に公開するような行為は法律違反になるので控えましょう。
ただし、私的使用なら違法性はないものの、教授によっては録音自体を好まない人もいるので断られるケースもあります。
その場合は、合法だからと押し通すのではなく、トラブルにならないためにも控えた方が無難だと思います。
授業への遅れを感じていませんか?
録音するのも、授業への理解を深めるための1つの手段です。
ノートの取り方や授業の受け方などを工夫する学生もおり、それぞれ授業についていくために一生懸命努力していると思います。
ただ、自分自身でどうしようもできないくらい遅れを感じているのなら、プロの勉強サポートを利用することが望ましいです。
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では、最後まで読んでいただきありがとうございました。