大学生にとって避けたい「留年」、就職を目前に控えた4年生が留年すると内定の取り消しになります。
留年ですが、意外とその留年条件を知らない人も多いと思います。
今回は、そんな留年条件について紹介します。ぜひ、参考にしてください。
留年する学生はどのくらい?
大学によっては、条件を満たしていないと即留年になるところもありますが、おそらく多くの大学で1年生や2年生などとりあえず進級はできるけれど、4年生になったら留年になるというパターンだと思います。(これについて詳しくは後で)
実際、どのくらいの大学生が留年しているのかというと、こればかりは大学によって異なり、例えば難関大学では留年者数は多くなる傾向にあります。
ただ、全体的な平均値はだいたい30%くらいで、思ったよりも多い数字かもしれません。
ちなみに、単位が足りなくても1年生から2年生に進級できる大学でも、そこで中退してしまう学生も結構多いようです。
少し余談ですが、皆さんも知っているような有名人にも留年したことのある人はたくさんいます。
例えば、元首相の小泉純一郎さんも慶応義塾大学経済学部を2年も留年しています。1度目は単位が足りなく留年し、2度目はロンドンに留学(遊学とも)したため留年しています。
その他には、マイクロソフト社の創始者であるビル・ゲイツさんもハーバード大学を留年し、その後休学→中退しています。
有名人も留年しているから留年してもいいということではなく、できるなら留年しないでストレートで卒業した方が当然いいです。
ここからは、留年の具体的な条件についてです。
留年条件には2つのパターンがある
留年には、2つのパターンがあります。
それは、先に述べたような即留年になるか、4年生まで持ち越しになるかというものです。詳しく見ていきましょう。
留年条件その1
「4年生までは進級できるが、卒業に必要な単位数を取得していないと卒業できなくなって留年になる」。
このタイプの大学では、1年生や2年生次での留年は基本的にありません。
また、4年生まで持ち越しになるからと放っておくと就活や卒業論文など忙しくなる時期に、再度授業を取らないといけないので非常に苦労します。
できるだけ早めに授業を取り直して単位を取得しましょう。
留年条件その2
そして2つ目、「学年ごとに最低取得単位数を取得していないと留年になり、卒業に必要な単位数が足りないと卒業できない」です。
このパターンでは、たとえ1年生→2年生でも必要な単位数を取得していないと留年になります。
あと、留年条件として必須科目もあり、必須科目には1度でも落とすと留年になる科目と再履修になり留年にならない科目の2つがあります。
1回でも落とすと留年になるものは、例えば「〇〇の科目は1年次の必須科目」のようなもので、その学年に必ず取得しなければいけません。
詳細は、学年シラバスなどを見て確認してください。
卒業するために必要な単位数
大学生が卒業するためには、一般的に124単位以上必要とされています。
これは大学や学部などによっても異なるので、一概には言えませんが一般的には124単位以上としているところが多いです。
124単位と言っても、大学4年生になると就活など忙しくなるので各学年で均等に単位を取得するのではなく、早めに取っておきます。
留年の心配がある人、授業に遅れをとっている人などは、手遅れになる前に対処しましょう。
わからないことは先生や友人・先輩に聞いたり、普段の復習や予習をもう一度見直します。
それでも、ついていけないという人は大学生向けの家庭教師を利用するといいでしょう。当ゼミナールでは、単位を落として困っている、授業についていけないなどの悩みを持つ学生のために、プロの講師がサポートを行っています。
気になる人は、ぜひ一度無料学習相談までご相談ください。