1年間で約8万人もの人が大学を中退しています。
「中退」は自分には関係ないと思っていても、この数を見ると決して他人事ではないことがわかると思います。
今回は、大学を中退した人のその後の人生について書きます。
少し壮大なタイトルですが、中退した人の人生を知ると今自分が何をすべきなのかが見えてくるかもしれません。ぜひ参考にしてください。
大学中退=ネガティブ?
おそらく多くの人が、「大学中退」と聞くとどこかネガティブな印象を持つかもしれません。
「中退したら就職先がない」、「中退してどうするの?」など、大学を中退するということはそれだけリスクがあると思うかもしれませんが、必ずしも中退=ネガティブではありません。
もちろん中退する理由は人それぞれなので、中には勉強についていけず単位が取得できなかったので中退した、他にやりたいことがあったので中退したなど、どのような理由や目的で中退したかによってその意味が大きく異なります。
たとえ、大学を中退してもその後の進路が明確になっていれば、それは将来の目標に向かって真っ直ぐ進んでいるということなのでいい選択肢だと言えます。
大学中退の主な理由
では、大学中退のよくある理由についてです。
「大学等中退者の就労と意識に関する研究」の調査によると、下記の6つが主な理由として挙げられます。
・学業不振 42.9%
・家庭・経済的理由 19.3%
・進路変更 15.1%
・病気・ケガ・休養 10.9%
・人間関係・大学生活不適応 10.0%
・特に何もない・その他 1.8%
少し前に行われた調査では、「家庭・経済的理由」が最も多かったのですが、少し景気が良くなったのが影響しているのか数が減っています。
やはり、大学生の本業は勉強なのでいつの時代も「学業不振」が理由で退学を決意する人が多いようです。全体の4割以上を占めています。
中退した人の約半分が正社員として働きたいと思っている
「大学等中退者の就労と意識に関する研究」では、中退後にしたいと思った事と実際にしている事を調べています。
実に、5割近くの人が正社員として働きたいと回答しており、中退後も明確なビジョンがあることがわかります。
ただ、これはあくまでも中退後にしたいと思っている事で、実際に正社員を目指して行動を起こしている人は3割程度、その他はアルバイトをしている人が多いです。
在学中からやっていたアルバイトをそのまま継続している人、新たにアルバイトを探した人など、現状、正社員を目指しているけれど、アルバイトで生計を立てている人が多いのがこの調査でわかります。
アルバイトが悪いわけではありません。もちろんアルバイトも社会経験になりますが、中退した後はできるだけ早く就職活動に取り組んだ方が内定を取りやすいでしょう。
また、社会的責任が少ないアルバイトに慣れてしまうとなかなか正社員として働くのは難しくなるかもしれません。
あくまでもアルバイトは短期的で、正社員を目指すための過程として考えたいものです。
まとめ
いずれにしても、自分の中にしっかりと将来のビジョンがあり行動している分には、全く問題ありません。
ただ、在学中の今から中退後のことを考えるよりも、ちゃんと勉強して中退せずに卒業した方がいいです。
試験で良い成績を収められるように、日頃からしっかり予習・復習を怠らないようにしたいです。
そのためにも、もし授業に遅れを感じている場合は早めの対処が鍵になります。勉強への不安がある学生は、当ゼミナールが実施する大学生家庭教師をご利用ください。
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