AO入試と聞くと、何かと学力の低下などマイナス面を想像する人が多いかもしれません。
ただし、AO入試も立派な受験方式の一つです。
今回は、少し大きなテーマですが、AO入試が卒業後の人生に与える良い影響について紹介します。
AO入試は他の入試方式と大きく異なる
*目次
公募制推薦や一般入試には学力を測る試験があり、学力が合格を大きく左右すると言っても過言ではありません。
それに比べて、AO入試はやる気や志望動機など生徒の人物を総合的に評価するので、ある意味特殊な受験方式です。
一般的なAO入試には、小論文や面接が用意されていますが、詳細は大学によって違ってきます。
小論文のテーマは、その時に話題となっているニュースなどが題材になることが多いので、普段からしっかりとニュースを観るようにします。
AO入試で求められる能力として、活動実績とそれを伝えるコミュニケーション能力です。
まず、面接で生徒の個性を理解し、いかに大学の教育スタイルに合致しているかというのを判断するのがAO入試。
生徒がどれだけ試験で良い点を取ろうが、それよりも人物像が大切なのです。
どのような活動でどのようなことを学んだのかなど、高校内・外問わず活動実績は非常に大切な要素。他の受験生と何か違うあなただけの個性があれば、合格のチャンスは広がります。
おそらく多くのAO入試受験生が、文化祭やクラブ活動などの学校内活動をテーマにしたと思いますが、地元地域が行なっている行事を題材にするのもグッド。
そして、どんなに素晴らしい経験をしていてもそれを伝える能力がなければ相手には伝わりません。実績を作ったあとは、それを相手が興味を持ってくれるように魅力的に伝える練習をします。
大学を卒業して社会に出ると、コミュニケーション能力というのが非常に求められます。
影響その1:様々な活動実績による社会経験
AO入試を受けた学生は、いろいろなイベント・行事を体験してきたと思います。
校内で行われる文化祭での発表会や校外の国際交流イベントなど、他の学生が体験できなかった貴重な体験をしています。
20代初めまでに多くのことを経験しているということはとても素晴らしいことです。たとえ、その経験が苦い思い出であったとしても、そこから学ぶことは計り知れないほどたくさんあります。
特に、校外のイベントなら、同じような年代の人だけじゃなく、自分よりも若い人や年上の人がいると思うので、学校内では経験できないようなことを学べます。
影響その2:自分について知られる
AO入試では、学生がなぜその大学に行きたいのか、その大学で何をしたいのかなどを志望理由書に書かなければいけません。この志望理由者はとても大切なもので、AO入試の合格に大きく関わります。
また、面接などでは学生の長所や短所など自分について知らなければいけなく、意外とみんな知っているようで知らない「自分」について知られるのは、大学生の多くが就活時に困る自己PRなどでも役に立つでしょう。
また、就職してからも自分の特色をしっかりと理解しているということは、何かにつまずいた時でもちゃんと対処法を理解していることに繋がります。
影響その3:行動力があなたの未来を作る
現在、日本の社会の動きは変わってきています。上司から言われたことをただ黙々とこなすだけではなく、自分で考え、自分で動く行動力が求めれます。
AO入試を受験した人には、この行動力があり、自主性が求めれる大学から社会人以降の人生で非常に大きな意味を持つでしょう。
影響その4:AO入試が廃止されたら貴重な存在に
今後、AO入試がどのように改革されるかはまだはっきりとわかりませんが、教育現場の一部では学力の低下が懸念されています。
そのため、AO入試や推薦入試を廃止するべきだという声があるのは事実で、将来的にAO入試は廃止される可能性は少なからずあります。
当然ながら、一般入試などどの入試方式であっても、今後の大学側の改革によってはなくなる可能性はゼロではないですが、今現在で考えればよく議論がされるAO入試はいずれ廃止される可能性は他と比べて高いかもしれません。
もし廃止された場合、将来AO入試で入学したことは貴重なことになるでしょう。
大学でしっかりと勉強する|まとめ
今回は、AO入試が将来に与える好影響について紹介しました。
AO入試組は、他にはないユニークな特色を持っているので、あとは大学時代に将来のためにしっかりと準備をすることです。
大学でしっかりと勉強し、専門的な知識を身に付け、将来のための土台を作ること。
そのために、大学の授業にあまりついていけていないという学生は大学生向けの家庭教師を利用して対処していきましょう。
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