高校受験や大学受験、また小学生が塾に行くことも決して珍しくありません。
このサイトでよく紹介するのように大学生向けの塾も存在し、どの世代でも塾は必要かもしれません。
そこで、世間では「そもそも塾は必要なのか」という議論がよくされます。
今回は、その塾の必要性についてです。
塾に通う高校生は4割程度
[toc]皆さんも、大学受験を控えた高校生の頃、塾に通っていたという人も多いと思います。
集団塾や個別指導塾など様々なタイプがありますが、これまでに一度も塾に通ったことがないという人の方が珍しいかもしれません。
そこで、実際どのくらいの人が塾に通っているのか調べた文部科学省の「平成28年度子供の学習費調査」という調査によると、公立の高校に通う人は35.4%、私立高校に通う人は43.6%という数字が出ています。
あくまでも高校生の数字ですが、全体の約4割程度が塾に通っていることになります。
また、この調査では高校生よりも小学生や中学生の若い世代の方が塾に通う率が高いこともわかっており、自分でどのように勉強したらいいかよくわからない子供には塾は必須なのかもしれません。
全体的に塾にお世話になる人が多いですが、そもそも塾は必要なのか不要なのかという議論がよくされます。
実際、塾は全く不要だと訴える人もおりその意見はとても興味深いです。
ここでは、その両方の意見から読み取れる真意について書きます。
塾必要論
塾が必要という人に共通することとして、勉強のやり方、モチベーションの維持、効率性などを考えてまだ未熟だから必要だという意見が目立ちます。
これは、ほぼ大人になっている大学生にも言えて、学生の中にはまだ正しい勉強のやり方をわかっていない人も多くいます。
そんな場合、いくら自分で頑張って勉強していても効率的ではないので勉強効果が表れにくいのです。
そのため、勉強サポートが必要という考えです。
また、未熟な子供の場合モチベーションの維持など精神的な面を保つのもかなり大変で、大人の精神的なサポートが重要になります。
同じ塾にいる生徒の存在もライバルや励まし合うなどいい関係になるかもしれません。
では、塾不要と考える人の意見はどうでしょうか。
塾不要論
それに対して、塾は必要ないと唱える人たちの意見として、年間〇〇十万かけるより自分でやった方がいいということです。
確かに、基本的に塾は高いです。年間に30万円以上かかることもあるでしょうし、塾に通う時間も必要です。
しかし、それは自分で自分の勉強方法をしっかり把握している人にだけ言えることで、そのような学生は決して多くないのが現状なのです。
あと、塾が不要と言うのには、学校(大学)側のサポートが整っているということが前提になります。
例えば、高校で考えるとわかりやすく、受験指導に優れている先生や学校だとわざわざ塾に通う必要はありません。
でも、受験指導に慣れていない学校だと受験専門の塾に通った方が何倍も効果的なのです。
大学生はまず自分で、サポートが必要なら塾も選択肢に
大学生の皆さんは、授業についていけない、単位を落としそう、数学が難しいなどあらゆる悩みを抱えているかもしれません。
ここで推奨するのは、勉強についていけない=塾に行く、ではなく、今後社会人になってからのことを考えても、まずは自分で行動して解決すること。
もし、それでも解決しないのなら、塾などサポートを利用することです。
高校生でも大学生でも、塾が必要な人の特徴は自分で勉強のやり方がわからない、モチベーションなど環境作りができないなどです。
そのため、まずは友人や先輩など身近な人に勉強のやり方を聞いてみて自分独自のやり方を模索します。
それで解決すれば塾に通う必要はないですし、塾に通わなければ学費も時間もかかりません。
その分、自分の趣味や勉強に時間を費やせられるでしょう。
ただ、もしそれでも塾が必要という人は、当ゼミナールでも大学生向けの家庭教師を用意しているので一度検討してみてください。
無料学習相談も用意しているので、何かあればご連絡ください。