7月最初の記事で通信制大学の卒業率について少し述べましたが、通信制大学はとにかく卒業するのが難しいです。
それには勉強へのモチベーションの維持など通信制大学ならではの理由がいくつか挙げられ、適切な対処が必要になります。
今回は、通信制大学が難しい具体的な理由とその対処法についてシェアします。
通信制大学生の1日の勉強時間
*目次
まず、通信制大学には高校を卒業したばかりの人、社会人、そしてすでにリタイアした人など様々な人が勉強しています。そのため、1日に確保できる勉強時間は人によって大きく異なるかもしれません。
例えば、仕事をしながら通信制大学に通う人なら、1日に2時間ほど勉強に費やす人もいますし、学生が本業ならそれ以上勉強したいです。
ただ、一般的に授業にしっかりついていくためには、1日2~3時間程度勉強すれば十分だとされています。
通信制大学でやること
通信制大学に通う学生がやることは、大きく2つあります。
それは、レポート作成と定期試験の勉強です。
通信制大学だけに限らず、大学生にはレポート課題がよくあります。
通信制大学では、特にレポートを中心に学習が進んでいき、レポート・試験両方に合格して初めて単位が取得できるのです。
そして、卒業するまでにスクーリングと卒論もあります。スクーリングは、夏休みや冬休みに大学で授業を受けることで、同じ授業を数時間受講して最後に試験を行うのが一般的です。
あとは、通学制の大学と同じように、卒論もあります。ただ、通信制大学によってはスクーリングや卒論がないところもあるようです。
では、ここからは通信制大学が難しい理由についてです。
4年で卒業する人は少ない…その理由とは
すでに紹介した「モチベーションの維持」については、ここでは省かせてもらいます。その他で考えられる理由は3つです。
その1:卒業は必ずしも必要ではない
大学というのは、卒業して学位を取得するのが最終的な目的ですが、通信制大学には社会人の人や家庭を持っている人など様々な人が勉強しています。
そのため、卒業して学位を取り就職するというのが必ずしも全ての人に当てはまるわけではなく、人によっては知識を養うために通信制大学に通う人もいます。
卒業が第一優先でないと、1日でたくさんの時間を勉強や課題に費やすことになる学生にとって、いずれ大学に通う意味がわからなくなりモチベーションの低下につながることがあります。
その2:元々学力が足りない
通信制大学では、基本的に入学試験はありません。
そのため、入学してから授業についていけなくなる学生が結構多く、結果的に単位を落としてしまうことになるかもしれません。
これは、大学の推薦・AO入試でも同じようなことが言えますが、やはり学力不足はモチベーションの低下を引き起こす要因になりやすいのでしょう。
入学試験がないのは通信制大学のメリットでもありますが、学力を考慮するとデメリットにもなり得ます。学生は、入学後しっかりと対策したいものです。
その3:レポートの重要性
通信制大学では、とにかくレポートが重要です。
レポートは、どんなにその科目を理解していても、書き方を知らなければかなり難しく感じます。
科目への理解はもちろん大切ですが、それと同時にレポートの基本的な書き方もマスターしておきます。
具体的には、構成や引用方法などレポートでのルールについてです。
まとめ
通信制大学は、大学の仲間と一緒に授業を受けるスタイではありません。
そのため、授業についていけなくても1人で悩んでいる人もいるかもしれないので、そんな時はプロのサポートが必要です。
レポートの書き方や数学の知識など、当ゼミナールでは大学生向けの家庭教師を用意しているので、サポートが必要な人はぜひ一度無料学習相談までご連絡ください。