’’家庭教師’’ という言葉を聞いて何をイメージしますか?
先生と生徒とマンツーマン指導?小学生や中学生に個別に教える?
一般的に、家庭教師は小学生など小さな子ども、大きくても高校生を対象としたものと認識する場合が多いです。しかし、現在家庭教師を必要とする大学生がとても増えてきています。
今回は、なぜ今大学生が家庭教師を必要とするのかについて、大学入試システムをもとにその理由をご紹介します。
そもそもなぜ大学生?
*目次
法律や語学、理系など専門的に学問を学ぶ大学。高校までの学習内容とは異なり、授業スタイルも大きく違ってきます。
高校のように、先生から宿題を与えられとりあえずこなしていくというスタイルではなく、大学生にはより高度な専門性と自主性が求められるので、授業についていける学生とついていけない学生のと間にギャップが生じてしまうのです。
そんな彼らは、どんどん複雑化していく大学の授業に焦りを感じています。
理系の学生は注意が必要
特に、理系大学や学部に推薦入試で入学した学生にみられる傾向で、理系の高い専門性や難易度が大きく関係しています。
ベネッセの調査でも、理学部や工学部など理系学部では顕著にあらわれていますね。
大学生向けの家庭教師が求められる理由
ここからはさらに詳しく解説します。大きな理由としては、4つあります。
その1:大学の授業の難易度
まず、より専門的な内容を学ぶ大学では単純に高校までのレベルとは異なります。講義内容も教科書も、数段難しくなったのが大学です。
その中でも、工学部など理系学部に入学した学生は苦労する傾向があり、文系の学生よりも大学についていける学生とついていかない学生の差が出ます。
というのも、理系学部では出席やレポートなど課題を出しておけば単位を取れるようなものではなく、あくまでもテストが単位認定のメインファクターになるからです。数学に苦戦する学生は非常に多く、大学数学の特徴に慣れるまでに結構時間がかかります。
決して文系学部が楽ということではなく、総合的に考えて理系学部の方が単位を取得するのは難しいとされています。
自主性を尊重する大学の教育方針が、大学についていけない学生にとっては厄介なのです。
その2:学習に対するモチベーションの低下
講義、サークル・クラブにアルバイトなど大学生にはやりたいことが山ほどあります。高校までは校則などがあり、なかなか自分のやりたいことがあってもできなかったという生徒は多いでしょう。
また、本来、大学の目的は興味のある科目を高い専門性で学び将来に生かすことなのに、大学受験に合格するのが最終目標になっている学生が非常に多いのも事実。
いざ大学に入ると学問だけじゃなくいろいろな興味が出てきて、本来の目的を失って学ぶことに対するモチベーションが低くなることがあります。
意欲がなくなれば、学ぶ楽しさがわからなくなり、結果的に高校のように誰も面倒をみてくれない大学で授業に集中できなくなったり授業をサボったりと悪循環です。
その3:推薦入試で入学する学生
「その1」や「その2」と関係していて、一番大きな要因だと思っています。
大学入試にはいくつかの種類があります。最も一般的なのが、年明けに受験する「一般入試」、そして学力だけではなく自分の才能や適性を判断する「AO入試」、高校から推薦される「推薦入試」があります。
推薦入試といってもいくつか種類がありますね。AO入試と推薦入試は年内に終わることが多く、混合されがちですが別物です。
AO入試
一般的に高校からの推薦は必要なく、自分の意思があれば誰でも受験可能。
推薦入試
「指定校推薦」と「公募制推薦」という2つ種類があり、前者であればほぼ100パーセント合格するのに対して、後者は前者と比較するとやや合格率は下がります。
推薦入試は、あくまでも大学が指定した高校を対象としており、校内選抜に選ばれた生徒だけが推薦入試を受けられる仕組みになっているので、誰でも受験できるというものではありません。
指定校推薦
高校生活の勉強や部活活動などトータルで評価して選ばれます。指定校推薦の一番の魅力は、合格率の高さです。
高校から推薦されるので選抜された生徒は、よっぽどのことがない限り確実に合格するといわれています。また、年内など早い時期に決まるのも他にはない大きなメリットですね。
公募制推薦
「公募制一般推薦」と「公募制特別推薦」の2つあります。
公募制一般推薦は、高校の校長が推薦した生徒だけが受験できる仕組みになっており、一般入試よりも合格率が高いです。指定校推薦と同様、早い時期に決定します。もし、行きたい大学に合格しなかったとしても、一般入試で再度受けられるのでチャンスが増えます。
公募制特別推薦は、学力を重視する公募制一般推薦とは異なりスポーツや文化活動が評価材料になることが多く、学級員をやっていた、クラブ活動で全国大会に出場したなど、授業の評定が足りない生徒でも選抜の可能性があるので人気です。
本題に戻りますが、AO入試でも推薦入試でも大学に入学してから苦労する学生が多いのは事実。
その理由として、人生でプレッシャーのかかる受験という一大イベントを経験していないこと、そして年内で入試が終わる推薦入試組には単純に勉強時間の不足が挙げられます。
特に、大学入学の時期まで勉強を続ける一般入試組とは勉強時間に大きな開きがあり、学力の低下が懸念され、たとえ高校の授業は春まであったとしてもすでに進路先が決まっている生徒には授業への集中力が欠けてしまうことがあります。
その4:メンタル面の影響も
大学受験には、大きなプレッシャーやストレスがかかります。推薦入試組の進路が決まった後、年が明けてからもずっと勉強している一般入試組と比較して、どうしても忍耐力に差が出てきます。
また、一般入試は推薦入試と比べて倍率が高いので、より厳しく難しい環境で合格を勝ち取った生徒はメンタルも強いです。
メンタル面は大学入学後にも大きな影響があり、学習意欲の低下や他人との競争に挫けてしまうなどにつながります。
対処法がいくらかあるが…
高校で学んだことを最初からやり直したり、講義中のノートの取り方を工夫してみたり、大学の教授や先輩に相談してみたり、などいくつかの対処法は考えられます。
ただ、自分で高校の3年間の内容を全てやり直すのは、労力と時間がかかり決して効率的ではありません。中学の内容までさかのぼらなければいけない生徒もいるでしょう、できたとしても、途中で挫折することだってあるかもしれません。
そんな時に、大学生活を熟知した大学生向けの家庭教師がオススメなのです。
大学生向け家庭教師の必要性
大学の授業についていけないのは学習レベルだけに限らず、メンタル面も大きく関係していることがわかりました。
学習指導に加えて大学のライフスタイルや大学特有の悩みなど、大学で必要なあらゆる側面からアプローチしてくれるのが大学生向け家庭教師です。
大学生向け家庭教師に求められる要素は大きく2つ、「大学の教育」と「ライフスタイル」を熟知していること。
理系など専門的な内容に精通している人、そしてモチベーションの低下や生活習慣の乱れで授業をサボるなど多くの大学生に共通する悩みを全面的にサポートします。
せっかく興味があって入学した大学、意欲はあるのに学力不足や生活習慣によってついていけなくなるのはとてももったいないことですね。
どんなにやる気があっても、大学の授業についていけなくなると次第に退屈になりモチベーションは低下してしまいます。そんな時は、大学教育に精通したプロに任せることで本来あったやる気を内側から引き出しましょう。
当ゼミナールでは、そんな大学生向け家庭教師をお探しの人のために、無料学習相談を実施しています。授業など大学生活に困っている人は、ぜひ、当ゼミナールで一緒に解決していきましょう。
2つの指導方法
当ゼミナールでは、授業など多くの大学生が抱える悩みを解決するのを目的に2つの指導方法をご用意しています。
個別指導 家庭教師
家庭教師の一般的なスタイルで、大学での単位の取得や授業への不安などを徹底的にサポートします。対面型なので生徒一人一人の個性や悩みを把握して丁寧に指導します。
個別指導のメリット
・対面型
・直接質問ができる
スカイプ指導 家庭教師
スカイプはインターネット回線さえあれば無料でビデオ通話が利用できるサービスで、関東圏外に住んでいる人でもご利用いただけます。パソコンやスマートフォンを使って授業を受けるので場所や移動時間を問いません。対象は、東京都、神奈川、千葉、埼玉圏外の大学生。
「大学生家庭教師を探しているけど、関西に住んでいる…」など、無料でテレビ電話ができるスカイプを使うので問題ありません。スカイプを使ったことがなくても、当ゼミナールの専任スタッフが丁寧に使い方を教えるので、初めての方でも安心ですよ。
スカイプ指導のメリット
・関東圏外でもOK
・移動時間がない
・スカイプ初心者でも安心
・電波状況が悪い場合、無料振替が可能
対象となる学生
個別指導、スカイプ指導ともに大学についていけていない学生が対象です。
・推薦入試・AO入試組で講義についていけない
・進級するために単位取得が必要
・中学・高校の基礎を学び直したい
・自分の大学の留年確率が高いので不安…
など
手遅れになる前に
大きな期待と希望を持って入学した大学、学んだことを生かして将来の夢の実現につなげたいですね。
誰に相談したらいいのかわからない留年や中退などの悩みが深刻化する前にしっかり対処しましょう。
どんなに講義が難しくても、あなたのそのゴールとやる気さえされば目標は必ず達成します。当ゼミナールが、その情熱を一生懸命サポートさせていただきます。
大学生向け家庭教師で悩みを解決|まとめ
いかがでしたか?今回は、理系学部の大学生を中心に今大学生向け家庭教師が求めらる理由について紹介しました。
大学を中退しなければいけないなど後悔する前に、当ゼミナールの無料学習相談で解決の一歩を踏み出してみませんか。