推薦入試組は就活で苦労するかもしれない

投稿日:2018年1月6日 更新日:

 

推薦は不利?

 大学に入学する目的は、専門的に学問を勉強することやその知識を将来活かすためなど様々でしょう。今回は、多くの大学が採用している受験方式の一つである推薦入試が、「就活」に与える影響について紹介していきます。

推薦=就活に不利、と言われることがありますが、果たして本当なのでしょうか?その理由と対処法について書いていきます。

推薦入試とは?

一概に推薦入試と言っても、大きく分けて「指定校推薦」と「公募制推薦」の二つがあり、両者推薦元の大学が用意する出願条件を満たす必要があります。

指定校推薦は、大学が指定した学校の生徒のみ受験が可能で、合格率はほぼ100パーセントと言われています。一般的に、過去にその大学に合格していてかつ素晴らしい大学生活を送っている生徒がいると、高校は指定校推薦を受けることができるようになっています。

そのため、毎年同じ大学から同じ数の指定校推薦があるとは限らないので、受験する年にはしっかりと確認したいものです。

「入学した高校には毎年〇〇大学から指定校推薦があるので入学した」という生徒は、実際受験の時期になると今年は指定校推薦がないことがわかった、など最悪の事態にならないためにしましょう。

公募制推薦は、「公募制一般推薦入試」と「公募制特別推薦入試」の二つに分けられ、前者は学校成績が基準になることが多く募集定員が多いのが特徴です。それに対して、後者の公募制特別推薦入試は、クラブ活動や文化活動での実績が評価されることが多く、学校評定が満足ではなくても出願できる推薦方式となっています。評価対象が勉強だけじゃないので、人気の推薦方式となっています。

クラブ活動の他に、ボランティアや委員会活動も評価の対象になります。

推薦=就活は不利は本当なのか

結論的に、推薦だから就活は不利になるということはないと考えていいでしょう。

就活をする際に、面接官から推薦で入学したかなどは聞かれることはまずないので関係ないと言えます。企業側からすると、推薦で入学していようが、一般で入学していようが大学生活で優秀な成績を収めた学生なら関係ありません。

では、なぜ推薦は就活に不利になると言われるのでしょうか。それには、いくつかの理由が考えられます。

その1:高校時代、十分な勉強時間が確保できない

指定校推薦、公募制推薦ともに高校3年の早い時期に進路が決定することが多いです。一般的には、年内に合格がわかることが多いので、春の卒業ギリギリまで勉強をしている一般入試組と比べて勉強時間の不足が心配されます。

当然ながら、推薦入試が終わってからも高校の授業はあるので他の生徒と同様に授業を受けていますが、すでに進路が決まった生徒にとって大きなモチベーションにはなりません。

受験が終わったので、今までできなかった趣味や大学生活に向けた勉強などに時間を使うこともあるでしょう。高校の授業は、推薦が終わる時期に終了するものではなく高校最後まで続きます。高校の基礎がしっかり身に付いていなければ、さらにレベルの上がる大学の授業についていくのは容易なことではありません。

その2:単純に学力の差

「その1」の勉強時間の不足に関連することですが、特に指定校推薦では大学の授業についていけなくなるという学生が多い傾向にあります。

いくつか理由はありますが、推薦入試と一般入試ではそもそも倍率が大きく異なり、指定校推薦のように受験をすればほぼ確実に合格するのと10倍以上の倍率になることもある一般入試では、競争率に大きな開きがありますね。

また、実際に大学で留年や中退する学生の中には推薦で入学した学生が多いのも教育現場の課題の一つとなっています。

その3:本当に学びたい大学に入学したのか

一般入試のような人生で最もプレッシャーのかかるイベントの一つでもある受験を経験しない推薦入試組は、競争率が低い中、大学に入学できます。ただ、その「楽」な気持ちが、将来のために学ぶ場所である「本当に行きたい大学」だったのか疑問になることがあるかもしれません。

将来のために数ヶ月の受験を頑張るか、大きなプレッシャーを避けて一番やりたいことを諦めるか。

大学生活でしっかりと勉強し優秀な成績を収めた学生は、就活でも優秀な結果を残していることが多いと思います。その観点からも、推薦入試組は就活で苦戦すると言われる大きな理由なのではないでしょうか。

推薦入試は、学力やモチベーションの低下など懸念されることがあるのは事実ですが、しっかりと対策をすれば問題ありません。そんな時に、大学生向け家庭教師で悩みを解決していきましょう。

推薦入試組が就活で苦労しないためには|まとめ

いかがでしたか?就活で理想の結果を残すために、普段の大学生活でしっかりと良い成績を残すことが重要です。学力の低下などが心配される推薦入試組には、大学に精通したプロのサポートが必要になります。

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