留学したい、専門学校に行きたいなど、大学とは別にやりたいことが見つかることもあるかもしれません。
今回は、そんな人のために大学での中退の手順について解説します。
ぜひ、参考にしてください。
大学を中退する人の割合
「中退」と自分には全く関係のないことと思っている人も多いかもしれませんが、実際どのくらいの大学生が中退しているのでしょうか。
国が発表している大学中退者に関する統計データによると1年間に7万9,311人もの学生が中退していることがわかっています。
この数字を見て多いと感じるか少ないと感じるかは個人差があるかもしれませんが、全学生数が299万1,573人いるので、実に2.65%の学生が1年間に中退していることになります。
ちなみに、これは1年間なので4年ある大学で考えると単純に2.65%×4=10.6%になり、約1割にもなります。
こう考えるとかなり多いのではないでしょうか。
よくある中退理由
大学中退でよくある理由としては、「経済的理由」が最も多く、「転学」や「学業不振」、
「就職」、「病気・ケガ」などが続きます。
国公立大学を除いて大学の授業料は決して安いものではありません。そのため、あらゆる経済的な理由で中退せざるを得ない人が多いのかもしれません。
ここからは、大学を中退する手順について詳しく説明します。
大学を中退する手順
各大学によって手順は異なりますが、ここでは一般的な方法についてです。
まず用意するのもは、「退学届」です。この書類は、大学の学生課に退学したい旨を伝えるもので、病気などの場合は書類を自宅まで郵送してくれることもあります。
退学届に書く理由は具体的なものがあればいいですが、ここではあまり詳しく書かないのが一般的です。その場合は、「一身上の都合」と記載します。
退学届には、保護者の印と担当教官やゼミの教授の印も必要になるケースが多いです。
書類を提出したあとは、退学理由を詳しく聞くなど面接のようなものが行われることが一般的で、ここで詳しい退学理由を伝えましょう。
ちなみに、経済的な理由などで中退する場合、もし学生が成績優秀なら特別な処置を施してくれることもあるようです。
その後、教授会で退学(中退)を認めるかの審議が行われ、ここで認められれば数日後に「退学証明書」が発行されます。
この退学証明書がもらえるまでかなり時間がかかることもあるので、早め早めに動きたいです。
基本的には、退学の手順はこれで終わりです。
中退はしっかり考えて決断しよう
別にやりたいことなどが明確にある場合や経済的理由や体調など、やむを得ない場合は仕方ないですが、中退してその後どのように過ごすかが重要です。
大学の授業が難しく面白くないから何となく中退しても、あとでやりたい事が見つからず結局後悔するかもしれません。
やむを得ない理由を除いて、このサイトでは基本的に中退をしないで済むようにサポートしています。
特に、勉強に関する問題で中退を検討している人は、もう一度考えてみてください。
それは勉強方法を工夫するなど、まだまだできることはたくさんあるかもしれません。
大学の勉強は、自主性が求められるので自分自身で解決するのはそう簡単なことではないかもしれません。そんな時は、友人や先輩などに聞いて解決する、教授に積極的に質問しに行くなどもいいと思います。
また、最近ではインターネットでもその授業に関する情報がたくさん掲載されているので、もし友達があまりいないという人でも方法はあります。
また、アルバイトなど勉強時間があまり確保できない人でも、最近ではインターネットを使ったオンライン授業も充実しているので活用したいです。
当ゼミナールでも、大学生を対象とした家庭教師を用意しており、単位を落として困っている、授業についていけない、大学生活に慣れないなど、大学生の悩みを解決するサポートを行っています。
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