テレビや映画などでよくある「裏口入学」。賄賂などお金を利用して不正に入学する許せない行為ですが、今でもそのような裏口入学は存在するのでしょうか。
今回は、そんな裏口入学の実態と日本と海外での興味深い裏口入学への捉え方の違いについても解説します。
ぜひ、参考にしてください。
テレビドラマのような ‘’完全な’’ 裏口入学は存在しない
*目次
テレビドラマなどでは大金を渡し息子を有名大学に合格させるシーンなどがありますが、このような裏口入学は現在では基本的にないと思います。
これは、あくまでもテレビの世界で現実的には存在しないと言えるでしょう。
しかし、これは裏口入学=お金のやりとりの話で、裏口入学とは必ずしもお金のやりとりだけではありません。
証拠がなければ誰にもわかりませんが、実際有名私立大学でも裏口入学が問題になりニュースになったことがあります。その結果、在校生や卒業生の合格・在籍が取り消されたとか。
そのため、今でも裏口入学はあるのかという問いに対しては、Yes & Noだと言えます。
裏口入学を依頼した側にも厳しい判決が言い渡される
昔、裏口入学があった時代では裏口入学の斡旋でお金を騙し取られる事件がありました。
筆者は法律家ではないので詳しいことは言えませんが、基本的に渡したお金は戻ってこないようです。
お金を渡して不合格になっても基本的にお金は戻ってこなく、依頼した側はどうしようもなかったのです。
というのも、法律で裏口入学を依頼した側にも厳しい判決が言い渡されるため、「不合格だからお金を返して」と言っても、この依頼行為自体社会上許されない行為なのでどうしようもないのです。
裏口入学は、依頼する側も依頼される側も全くいいことはなく、真面目に受験勉強を頑張ってきた人にとっても決して許される行為ではありません。
裏口入学で合格した分、勉強を真面目に頑張っている人が不合格になるわけなのであまりにも不公平です。
日本の裏口入学の捉え方は世界的に見ても珍しい?
日本では、裏口入学は犯罪行為として捉えられていますが、これは世界的に見ると結構珍しいようです。
確かに、不当に合格するのは許されない行為ですが、海外の一流大学では有力者や金持ちの子供が寄付金で入学するのは珍しくなく、犯罪扱いされることも滅多にありません。
例えば、日本を含む東アジア圏は入試制度に公平性を求めるところが多いですが、アメリカなどでは私大を中心に合格基準を不公平にすることもあるようです。
ちなみに、このような入試制度があれば私たち日本人は「裏口入学」と言いますが、アメリカでは「レガシー」と呼び新校舎を建てるなど堂々と説明しているようです。
これは、大学への入学だけに限らず名門大学での卒業でも同じことが言え、「あんな成績の悪い人が卒業?」と思えるようなこともよくあるとか。
日本人からしたら理解するのは難しいですが、文化の違いと言いますか、国が違えばシステムも異なるかもしれません。
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