2年後の2020年には東京オリンピックが控えており、これから訪日外国人の数はどんどん増えることが予想されます。
楽天などの大手企業では英語の公用化を始めており、大学など教育現場での英語の重要性はどんどん高まるでしょう。
日本社会のグローバル化に伴い、ある一部の学生が単位取得で困っています。
それが、AO入試の学生です。果たして、その理由とは一体何なのでしょうか。
英語による授業が増えている
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少し前まで英語教育というと、中学に入ってから英語の授業を受けるのが主流でした。
しかし、2011年には小学5年生から英語が必須化され、今後さらにこの英語の必須化が低学年化すると予想されます。(2020年までに小学3年生から英語の必須化、小学5年生からの教科化が検討されている)
グローバル化が進むこれからの時代、世界共通語である英語の必要度はどんどん高まるので、非常に良い流れだと思います。
英語の授業の単位を取得しないと進級できないというように大学生にとって英語は必須科目の一つですね。
そのため、外国語学部ではなくても大学に入ると通常1年生次から英語の授業があるので、日常的に英語を学んでいる学生がほとんどでしょう。
また、グローバル教育を積極的に進める大学では経済学など語学系以外でも ’’英語で’’ 授業を行うところも増えています。
例えば、京都大学では、1,2年生が履修する一般教養科目の約半分を英語で行うことを目指しており、英語の能力は大学で勉強する上で欠かせません。
世の中のグローバル化や必須科目という観点からみても、英語の重要性はわかりますね。ただし、苦手な学生が多いのも事実です。
ポイントは一般教養科目ということ
大学の授業全てが重要ですが、ポイントは英語は一般教養科目だということです。もし必要な単位を取れなければ、留年する可能性があります。
興味のある科目だけを選べるような選択科目であれば、極端にいうと苦手な学生は選択しなければいいだけの話ですが、必須科目なのでそうはいきません。
また、英語の授業の多くは外国人ネイティブによるスピーキング力に重点を置いた授業スタイルなので自主的な授業への参加が求められます。
大学生にとって、英語は必須科目だということを前提に解説していきます。
一般教養科目を ’’英語で’’ 行う大学が増えるかも
今後、英語の授業だけに限らず、その他の一般教養科目も英語にて行う大学が増える可能性があります。
国際色の強い大学は「スーパーグローバル大学」と言われており、指定型として北海道大学、東京大学、京都大学、早稲田大学など、グローバル化牽引型として東京外国語大学や法政大学などが挙げられます。
その他にも、多くの海外提携校があり積極的に国際交流活動を行う大学は多くありますね。
現在、グローバル化していない大学であっても、今後の社会の流れを考えるとどんどん国際的することが考えられます。
単位を落とす=留年につながる
一般入試でも公募制推薦入試でも、理系でも文系でも、受験する際には英語の試験は必ずありますよね。
指定校推薦自体には、学力試験がないことが多いので英語の試験を直接的に受けていないという学生はいるかもしれませんが、少なくても指定校を取るために高校の英語の授業を一生懸命頑張ってきたと思います。
そこで、心配なのが学力試験よりも人物評価を重視するAO入試で入学した学生です。
学力試験の必要がなかったAO入試組にとって、必ず単位を取らなければいけない大学の英語に苦戦するケースが結構あります。
特に英語という科目は、積み重ねがとても重要なので、基礎の足りない学生は大学の自発性を求める英語の授業は、内容以上に難しく感じることになるかもしれません。
外国語専攻じゃない学生も英語を軽視してはいけない
大学によって、週にどのくらいの頻度で英語の授業があるかなど詳細は異なるかもしれませんが、単位を取得するため、卒業するために英語は欠かせません。
英語の単位を落とさないために、英語が苦手なAO入試組はしっかりと対策をするように心がけましょう。
当ゼミナールが実施する大学生向け家庭教師を上手く活用することで、大学生活を有意義に過ごせるでしょう。
AO入試組で英語が苦手な学生は、ぜひ一度無料学習相談までお問い合わせください。