大学に入学するにあたって、推薦入試を選んだという学生は多いと思います。
指定校推薦や公募制推薦など、いくつかある推薦入試から自分に最も合う方法を選び合格を手に入れた学生に共通する志望理由は一体何なのでしょうか。
今回は、推薦入試の中でも指定校推薦を選んだ学生に共通する4つの理由をご紹介します。
意外と多い指定校推薦入学者
*目次
大学に入学した後、友人とどのように合格したかなどを話し合う機会はあると思います。
ほとんどが一般入試で入学した学生だとイメージする人は多いかもしれませんが、意外とその他の受験方式で入学した学生もいますよ。自分と同じ入試で入った学生がいれば、なんだか親近感が湧くこともあるでしょう。
国公立や私立など、大学によって推薦入試で入学した学生の割合は異なりますが、平均的には国立大学では約8割超、公立大学では7割超、私立大学では約5割が一般入試にて入学していることがわかっています。
全体を平均すると約5割が一般入試、その他が約半分という結果になっています。
大学で知り合う約半数が一般入試以外の入試方式で入学していることになり、その数はかなり多いですね。しかも、この割合は2020年度には倍になると予想されています。
今回取り上げるのは、推薦入試の一つである「指定校推薦」です。指定校推薦は、大学が指定枠を設けて、高校側がその数に応じて選抜を行う推薦方式。大学は、推薦された生徒に面接などを実施して選抜します。
高校側も毎年必ず同じ数の指定校推薦枠があるわけではなく、過去に指定校推薦を利用して入学した学生の大学成績などを参考に決定します。
推薦に選ばれた生徒はほぼ100パーセントの確率で合格すると言われており、最も合格率の高い受験方法なのです。
指定校推薦を決めた理由
たくさんある中から最も多い理由を4つ選びました。順番に紹介していきます。
理由その1 :受験をしたくない
大学受験には時間と労力が必要です。当然ながら、大学に行くためには厳しい受験を受けて競争に勝たなければいけないと考える人は少なくはないと思いますが、指定校推薦など受験勉強をほぼしなくても合格のチャンスがある受験方式があるのも事実です。
どの受験方式で入学したにせよ、大学で受ける授業や学部・学科は同じです。
同じ大学に入学するのなら、できることなら勉強せずに入れる指定校推薦の方ががいいと考えるのは人間として普通のことかもしれませんね。
特に、受験勉強は人によって異なりますが、基本的に最低でも1年間は集中する必要があるでしょう。せっかくの高校生活1年間を受験に終わらしたくないという人は多いようです。
指定校推薦なら、普段の高校の授業をしっかりと受けて良い成績を取っていれば、もらえる可能性があるので高校の青春を満喫することができます。
理由その2 :志望大学の指定校枠があった
高校によっては、たくさんの指定校推薦枠を設けている学校があります。ずっと行きたかった大学の指定校推薦枠があれば、もらわない理由はありません。
もしかすると、例年その大学から指定校推薦枠があるのでその高校に入学した生徒もいるかもしれません。
高校に入学する前から、指定校を目標に計画的に毎日勉強に取り組んでいた生徒は非常に賢明と言えます。
理由その3 :先生や親に勧められた
大学には行く予定だけれども、具体的にどの大学にするかは決めていないという生徒も結構たくさんいます。
「なんとなく地元の大学に行きたい」、「理系学部がいい」など、抽象的にしか決めていない人にとっては、大学を選ぶのは容易なことではありません。
受験シーズンになりどの大学にしようか迷っていたところ、担任の先生や親から指定校のことを知ったというのはよくある理由で、未成年で決定力がない人にとっては経験のある大人の意見を尊重するのは将来的に正しい選択になるかもしれません。
理由その4 :受験のための学力に自信がない
学力試験がメインにならないのは指定校推薦の魅力の一つです。高校在学中に行きたい大学はあったけれども、いざ受験シーズンになると自分の学力が足りないことに気づいたという人も少なくはありません。
高校3年生になって初めて大学受験模試を受けて自分の立ち位置を知るということがあり、そんな学力が足りない場合でも合格の可能性が出てくるのが指定校推薦なのです。
高校での評定が判断材料になる指定校推薦なのでAO入試のように学力が免除されるわけではありませんが、一般入試と比べれば学力が低くても合格の可能性は出てくるのが指定校推薦です。
指定校推薦で入学した学生には家庭教師が必要|まとめ
勉強時間が少ない、学力が低いなどいろいろ批判される指定校推薦ですが、大学生の皆さんにぜひオススメしたいのが大学生向け家庭教師というものです。
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