1年次の英語など大学には必ず単位を取得しないといけない「必修科目」というものがあります。
大学によって詳細は異なるかもしれませんが、基本的にこの必修科目を落とすと留年 or 再履修になり、自分の専攻や就活などに影響を及ぼすことになるかもしれません。
今回は、そんな必修科目を落とすことによるリスクについて紹介します。ぜひ参考にしてください。
必修科目と必須科目の違い
「え?同じ意味じゃないの?」と思うかもしれませんが、この2つは微妙に違います。
今回紹介する「必修科目」の ‘’修’’ は履修・修得の意味で「必ず取らなければいけない科目」のことです。
それに対して、「必須科目」は、単純に「絶対必要な科目」という意味で、入試や資格試験などの科目試験にも使えます。
定義的にはこのような違いがありますが、大学生の間ではこの2つは同じ意味で使われていることがあります。
要するに、今回紹介するのは英語などの単位を取らないと進級・卒業できない科目のことです。
必修科目を落とす=留年?
大学生にとって、必ず単位を取りたい必修科目ですが、この必修科目を落とすと100%留年になるのか気になりませんか。
留年すればプラス1年過ごさなければいけないので、親に迷惑がかかるだけじゃなく、自分自身の将来の目標や計画にも影響してきます。
結論から言うと、1、2、3年次にどれか必修科目を落としてしまっても即留年ということはあまりありません。
ただし、ここで注意したいのは「1科目の場合」です。もし、これが複数であれば、もしかしたら留年になる可能性があります。
というのも、大学や学部・学科によって進級条件がどのように定められているかによって変わるからです。
1年から2年、2年から3年、3年から4年と全ての学年で進級条件を定めている大学もあれば、1年から2年はなし、2年から3年になる時だけ進級条件を定めているケースがあります。
細かいことは自分の大学に問い合わせてみてください。
理系と文系でも異なる
ここでは、全ての大学の進級条件を述べることはできませんが、理系と文系について少し触れます。
多くの場合、理系の学部では3年から4年になる時に進級条件があり、これを「卒業研究着手条件」と呼びます。
理系の学部によっては4年になると研究室に入り論文を書いて発表したりするのですが、この作業につけるかどうかというものです。
各大学の冊子に記載されていると思うので、気になる人は一度確認してみてください。
文系では、学部によって進級条件の内容が大きく異なりますが、2年から3年にかけて進級条件を設定しているところが多いです。
例えば、卒業要件単位数の120単位のうち、50単位以上の修得などです。
文系の場合、この50科目は必修科目以外の自由選択科目などを含まれるので、必修科目だけじゃなく選択科目など他のもので代用することもできるので、進級しやすいです。
理系学生は、たとえ進級できても注意が必要
理系の場合、進級条件を満たして無事卒業研究に着手できても卒業研究着手条件の単位数が卒業に必要な単位数の8割程度なので、まだまだ気が引けません。
そのため、ギリギリ卒業研究に行けたとしても再履修の科目が結構あると思います。そうなれば、卒業研究に集中できなくなるので結構大変です。
その他、文系学生でも1年次に落とした必修科目の再履修を2年、3年次にする場合、より専門的になる専攻科目の勉強時間があまり確保できなくなるかもしれません。
そうなれば、全てが遅れてくるので就活の準備も卒論の準備にも影響するかもしれません。
必修科目を落とす可能性がある人へ
今現在、大学1年生で必修科目を落としそう、2年だけど再履修の科目があるなど、必修科目に手を焼く人は早めの対処がキーになります。
必須科目自体の難易度はそこまで高くないですが、やることが増えれば増えるだけ大変になります。
特に、新入生の1年生の学生で必修科目に遅れを感じている人は、友人にわからないことを聞く、先生に質問しに行くなどして解決します。
それでも、対処し切れないという人は大学生向け家庭教師を利用するのも1つ方法です。
当ゼミナールでは、必修科目などに苦労する学生を対象に個別指導形式の家庭教師を用意しているので、気になる人は一度無料学習相談までお問い合わせください。